豪華さと高級感重視の“ご進物”から、
“相手が本当に喜ぶもの”へ。
包みを開いた瞬間にわくわくと心が躍る、
“これぞの一品”を選ぶセンスと
心意気が求められるようになっているのを感じます。
それは、ウイスキーでも同じこと。
というより、嗜好品のウイスキーは本来、
そうしたパーソナルギフト向きのアイテム
といえるかもしれません。
ちょっと気のきいた一品を添え、ウイスキーとの
コンビで贈るスタイルをおすすめします。
雰囲気が和らぎ、
より親密な印象を持っていただけるはず。
組み合わせやすいのは、
ウイスキーと一緒に味わえる食のギフト。
伝統を感じさせるボトルデザイン。
落ち着いていて、しっとりと重厚な鎚目の質感と
色の雰囲気が素敵。
「気持ちを贈る」という日本人の和の心になじみ、
共感されやすい意匠だと思います。
お相手がウイスキー通の方なら、
酒器を添えて贈るのも洒落ています。
たとえば、芸術品のように繊細で格調高いデザインと質感。
実際にオールドパーをロックで味わってみると、
クリスタルのグラスとは味わいの印象が
まるで違うことに驚かされます。
贈り物は気持ちを贈ること。
でも、ちょっとした小物やアイテムを活用することで、
印象がさらに格上げされることがあります。
特にウイスキーのような趣味嗜好品のギフトでは、
粋に見える贈り方を工夫したいもの。
監修:裏地桂子さん(ギフトコンシェルジュ)
女性誌のライター、コーディネーターを経て、企業やショップに向けた贈り物の企画、商品セレクション、プロデュース、ブランディングなどを担当。